アマチュア芝生管理教室@県立保土ヶ谷公園

神奈川県公園協会主催、日本芝草学会校庭芝生部会共催により、県立保土ヶ谷公園で毎年開催されているアマチュア芝生管理教室に参加してきました。本日は、全3回の講義の1回目で、3日間全ての講義を受講した参加者には、修了証を発行してくれます。どこかで聞いた事があるな?とお思いの方もいるかもしれません。実は、静岡県芝草研究所で実施している芝生管理講座は、アマチュア芝生管理教室をほぼそのまま真似しているのです!

 

さて、本日の講義は、

  ◎「過密校での芝生育成 -桃五方式-」
  ◎「芝生の生育診断と対応策」
  ◎「今年の芝生はどうですか?2013年の情報共有」 

でした。午後は、保土ヶ谷公園にあるサッカー場の更新作業(ムク刃でのエアレーション)を見学し、懇親会にも参加してきました。

 

「過密校での芝生育成 -桃五方式-」では、桃井第五小学校芝生を育てる会の奈良先生が管理の方法や工夫などについて講義して下さいました。毎年芝生がなくなってしまっても、春・秋にライグラス播種を繰り返し、夏にはバミューダグラスのポット苗を植栽して緑のグランドを維持しているとの熱意には、心を打たれました。また、管理道具を自分で作成したり、刈り込み機械に工夫を施したりとアマチュアとは思えな高いレベルでの管理には、ただただ驚かされました。

「芝生の生育診断と対応策」では、東洋グリーン株式会社の秋篠先生が芝生を管理するときのポイントについての講義でした。講義内容は、芝生校庭の損耗を防ぐための技術チェックリストにもなっており、とても分かり易いと思いました。

「今年の芝生はどうですか?2013年の情報共有」 では、この芝生管理教室の発起人でもある芝生応援団グラス・ルーターの長倉先生が今後どのような点について管理していけば良いかについての講義でした。芝生を管理し始めたばかりのアマチュアの方には、もっとも参考になる講義だと感じました。

 

静岡県の芝生管理講座は、今年あと1回ですが、こちらはあと2回あります。芝生に興味のある方は是非参加を!